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Irregular series1

僕は戦争未経験者だ。
だから、その苦しみは知らない。その悲しみを感じたことはない。自らの手で人を殺すことが正義になる道理も分からない。
だから。
だからなのかもしれない。僕は、あのテロ活動に対する大統領の発言「戦争の開始」に何事も出来ぬというもどかしさを感じる。
ここから、先、政治的思想や戦争と言うもの自体に対しての発言があることと思う。
戦争と言うものに対して、強く肯定をする人は出来ればこれより下の閲覧はお避け願いたい。
(強く肯定せらるる方々の中に「沢山ある意見の一部だ」というようなゆとりのある思想の持ち主の方は閲覧してくださることを歓び申し上げますが)

さて、僕は戦争というものを反対する立場として意見を述べさせていただく。
さりとて、戦争と言うものを肯定する人格も内在することをお許し願いたい。
僕の中に100人の人間がいるとして、95人は反対派に属する。
しかし、残り5人の僕は戦争を「必要悪」としてとらえてもいるのである。
何が僕をそう言う思想の中に導いたかは定かではない。
今必要なのは、そうである「事実」というよりも、むしろその「過程」が大切であるような気もするが、記憶にないのでご勘弁願いたい。
では、何故反対なのか。いまだ未経験であるこの戦争の何が嫌で反対派の意見をとるのか。
皆様のご想像の通り、「人の殺し合い」である。そして、その影にいつも付きまとう人の涙である。
いや、むしろ、僕は後者の方が嫌で嫌でたまらない。
悲しんでいる人がいるのは嫌だ。そして、その涙が享受されぬ物事に対するものであるという事実が嫌だ。
僕は、その涙をぬぐえぬ。(それに対しての自分の行動と言う意味では、opinionの他のコンテンツを参照願う)
事実、僕はその人々のために何かを送るわけでもない。もっとも、送ったところで亡骸は帰って来ぬのだが。
そして、また戦争を起こすといった決断に至った
元凶であるテロ行為を許してはならない。
首謀者を許してはならない。
過程としては簡単なことである。
テロによる大量虐殺→首謀者を引き渡せと言う命に従わぬ(と思われているのかどうかは定かではないが)→国の人間を殺してでも首謀者を探し出そうとする。
もしくは、
テロによる大量虐殺→こちら(米国)側の対策・行動→それに覆い被さるようにして行われるであろうテロ活動→更にその上をいく対策(=戦争)
主意がどちらにしろ、また他の理由であるにしろ戦争が行われるのは免れぬことなのかも知れないと言う意識さえ生まれる。
「話し合いで解決」などと甘いことを言う場合ではない。事実、死が生まれ、話し合いで解決すると言う方が無理であろう。
しかして。
しかし、良いのだろうか。戦争になれば無関係の人々の亡骸は免れぬであろう。
今、僕はごくありふれた意見を述べているが、そのありふれた意見こそが僕のもっともな意見であるのだと痛感する。
人の死を嘆き、憎しみが憎しみを生むそのシステムを嫌がるのは人間の本能なのだろう。

そして、僕は。戦死した人を悲しむ。戦死を嘆く。戦死に対して虚脱感を覚える。戦死を全力で否定したい。
嘘を付け!嘘を付け!嘘を付け!(パクリですねー分かる?)
僕は本気で悲しんでなぞいない。僕は心底、嘆いてなぞいない。
僕が感じたのは果てしない虚脱感だ。果てしない恐怖の気持ちだ。そして、否定しつづけるのだ。
戦争を。殺人を。悲しみと嘆きを。その涙を。そして、その尊ささえも否定する。
声など出せずに死んで行った人々が何人いただろう。
前を向くことも出来ず、水に辿り着くこともままならず。
愛する子の顔を思い浮かべる暇などあったであろうか。
家には愛する子を残してきたかも知れぬ。
家には愛する妻を残してきたかも知れぬ。
家には介護を必要として待っていた親がいたかも知れぬ。
その被害と同一のものにして、報復と言う醜さを添加した戦争が崇高であり得るであろうか。
人間の美しさはどこに行った。
当事者ではない僕の声に耳を傾ける被害者遺族は少なくないかも知れぬ。
そう信じる。いや、そう信じたいのだ。
目を覚ませ。その熱を冷ませ。目をそむけるなかれ。
自分と同じ悲しみを他の誰に負わせる必要がある。
痛みを知った人間は、その痛さを充分に分かっているだろう?
忘れるなその痛みを。
そして、痛さを知らぬものは痛さを知っているものから学ぼう等とするな。
何故なら、他者から学んだ痛みなど、すぐに忘れてしまう。
痛みを理解することなど出来ぬものだ。痛みは理解するのではなく体現するものだ。
そして、痛みをともに分かち合うのではなく、痛みを知れ。
言葉の上での矛盾など気にはならぬ。
愛する人を失った経験がある者など、特別なものではない。決して自惚れてはならぬものだ。
その悲しみを盾にするなかれ。痛みは痛みを和らげる。
僕はそう信じている。
愛する友を失う悲しみ。初めて自分の心中にその友が寛大であったことを知った。
夢にも出てきてはくれぬと誰かが言った。僕の場合、夢に出てきてくれた。
理由は分からぬ。夢の中で何を言ったか。しかし、そんなことは覚えてはいない。
夢で会えたこと、それ自体に意味があった。そして、そのときの言葉は今も僕の体の一部になっていると信じる。

話を戻そう。戦争を否定する。それは、イチ人間田中伸彦ととしての見解であるが。
涙はあまりにも美しいが。






opinionTOPに戻りたくなった。


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